仕事用の革鞄として、FUJITAKAの「オーブ」を約10年間使いました。
購入したのは約10年前。百貨店で実物を見て、ネイビーの色と革の質感が気に入り購入しました。
当時の価格は税込で約8万円。
決して安いバッグではありませんでしたが、
「仕事で長く使える、本格的な革のブリーフケースが欲しい」
というのが購入した一番の理由です。
購入後は平日の仕事でほぼ毎日使用。
約10年、修理をすることなく使い続けました。
現在はCIMABUEのブリーフケースに買い替えていますが、FUJITAKAのオーブも今も手元に残しています。
この記事では、約10年間使ったFUJITAKA オーブの現在の状態と、実際に使って感じたことをまとめます。
FUJITAKA オーブを購入した理由
当時、仕事用に本革のブリーフケースを探していました。
選ぶときに重視していたのは、
- 長く使えること
- 本革であること
- 日本製であること
- 仕事で使える高級感があること
この4つです。
FUJITAKAは百貨店で実物を確認しました。
特に気に入ったのがネイビーの色。
黒ほどかしこまりすぎず、それでいて仕事でも使いやすい。
革の質感も店頭で見て良いと感じました。
流行しているバッグというより、5年、10年と使えるものが欲しかったので、その点でもFUJITAKAは自分の目的に合っていました。
当時の購入価格は税込で約8万円です。
安い買い物ではありませんでしたが、結果として約10年間使えたので、今振り返ると十分に元は取れたと思っています。
【写真:バッグ正面・全体】
平日はほぼ毎日、約10年間使用

購入後は仕事用として平日はほぼ毎日使いました。
移動は車が中心です。
電車で長時間持ち歩くような使い方ではありませんが、それでも仕事の日にはほぼ毎回持ち出していました。
基本的な持ち方は手持ちです。
付属していたショルダーストラップはほとんど使わず、現在でも新品に近い状態で残っています。
その分、10年間ずっと負荷がかかっていたのが持ち手でした。
普段入れていたもの
FUJITAKAを使っていた頃も、現在CIMABUEに入れているものとほぼ同じものを持ち歩いていました。
主な中身は、
- PC
- iPad
- 身だしなみセット
- 印鑑セット
- ピルケース
- メジャー
- 電卓
- 歯ブラシセット
- ガジェットポーチ
です。
仕事道具を一式入れるので、かなり荷物は多めです。
バッグ単体の重量差は当然ありますが、ここまで荷物を入れてしまうと、実際に持ったときの重さはそれほど大きな違いとして感じません。
バッグそのものが何百グラム軽いかよりも、自分の場合は中に入れる荷物の影響の方が大きいです。
10年使って良かったところ

ネイビーの色に飽きなかった
購入時に気に入ったネイビーは、10年間使っても飽きませんでした。
黒とは違った落ち着きがありながら、仕事でも使いやすい。
スーツにも合わせやすく、長く使えた理由のひとつだと思います。
仕事で使える高級感があった
営業の仕事では、バッグも人から見られるものです。
FUJITAKAのオーブは派手なデザインではありませんが、革の質感や作りにきちんとした印象があります。
長く使っていても、「仕事用の革鞄」として違和感なく使えました。
約10年間、修理をせず使えた

一番評価しているのはここです。
約10年間、修理をすることなく使えました。
もちろん10年使えば劣化はあります。
それでも、
- ファスナーは現在も問題なし
- 底もしっかりしている
- 金具もきれいな状態
- 内装も使用可能
という状態を保っています。
当時約8万円だったことを考えても、十分に納得できる耐久性でした。
【写真:ファスナー・金具】
約10年使ったFUJITAKA オーブの現在
革製品は「経年変化」が魅力と言われます。
ただ、10年使って感じるのは、すべての変化が「味」になるわけではないということです。
現在の状態を見ていきます。
持ち手|ひび割れが目立つ
約10年間使って、最も劣化が大きいのは持ち手です。
基本的に手持ちで使っていたこともあり、最も負荷が集中した部分です。
現在は革にひび割れが出ています。

毎日のように握っていた部分なので、10年間という使用期間を考えれば自然な変化ではあります。
ただ、自分の感覚では、ここまで来ると「革の味」というより「劣化」に近いです。
これが買い替えを考える大きなきっかけになりました。
四隅|擦れあり
四隅にも擦れがあります。
バッグは置いたり車に積んだりするので、どうしても角には使用感が出ます。

10年使った革鞄として見れば不自然な状態ではありません。
ただ、営業でお客様と会うことを考えると、自分が気にならなくても相手からどう見えるかは意識します。
底|今もしっかりしている
一方で、底部分は今もしっかりしています。
約10年間使ったバッグですが、底が大きく破損したり、使えなくなったりしたことはありません。
このあたりは作りの良さを感じる部分です。

ファスナー|10年後も問題なし
ファスナーにも大きな不具合はありません。
10年間使っても開閉に支障がないのは素直に評価しています。
バッグは革だけではなく、ファスナーや金具が壊れると使い続けにくくなります。
その点では、FUJITAKAは長期使用に耐えてくれました。
金具|今でもきれい
金具は現在でもかなりきれいです。
10年間使用したバッグということを考えると、状態は良いと思います。

内装|汚れはあるが大きな不具合はなし
内装には当然汚れがあります。
毎日の仕事で10年間使ってきたので、ここは避けられません。
一方で、内側のファスナーなどに大きな不具合はありません。
気になるにおいも特にありません。


型崩れ|購入当時よりかなり柔らかくなった
本体は購入当時と比べるとかなり柔らかくなりました。
現在もかろうじて自立しますが、何も入れていない状態では潰れます。

購入時のような張りはありません。
これも革が馴染んだ部分と、長期間使ったことによる型崩れの両方があると思っています。
手入れは特別なことをしていない
約10年間使いましたが、特別なメンテナンスを頻繁にしていたわけではありません。
行っていたのは、
- 雨に濡れたら拭く
- 定期的にブラッシングする
程度です。
頻繁にクリームを塗ったり、大掛かりな手入れをしていたわけではありません。
それでも約10年間使えました。
日常的に使う仕事鞄なので、手入れに神経質になりすぎなくても使えた点は良かったです。
内部の仕切りは便利だが、少し手間もあった
FUJITAKA オーブには内部に1枚の仕切りがありました。
荷物を分けて収納できるメリットがあります。
一方で、自分の場合は荷物が多いため、奥のものを取るときに毎回仕切りをよけるのが少し手間でした。
この仕切りは取り外せる仕様だったので、使い方に合わせて調整できます。
現在使用しているCIMABUEは、大きな仕切りがなくメイン収納を自由に使える構造です。
PCやiPad、ポーチなどをまとめて入れる自分の使い方では、現在はこちらの方が使いやすく感じています。
10年使ってCIMABUEへ買い替えた理由

FUJITAKAから買い替えた理由は、大きく2つです。
ひとつは、持ち手のひび割れ。
もうひとつは、次は黒のブリーフケースを使いたかったことです。
FUJITAKAに大きな不満があったわけではありません。
むしろ10年間飽きずに使えたので、かなり満足しています。
ただ、持ち手の状態などを見ると、仕事用バッグとしてはそろそろ交換する時期だと判断しました。
経年変化と「劣化」は別だと思う

現在もFUJITAKAは手元に残しています。
ネイビーなので、黒のCIMABUEと使い分ければいいと思い保管していました。
ただ、実際には使っていません。
革製品は、傷や色の変化も含めて「味」と言われることがあります。
自分も革製品の経年変化は好きです。
ただ、持ち手のひび割れや型崩れがここまで進むと、自分にとっては「味」ではなく「劣化」です。
特に営業の仕事では、自分が気にならなくても、お客様から見たときにどう感じられるかがあります。
約10年。
自分にとっては、仕事用バッグとして十分に使い切った期間だったと思います。
FUJITAKAとCIMABUEを比べてどうか

現在使っているのは、CIMABUEのグレンⅡブリーフケースです。
FUJITAKAは当時約8万円。
CIMABUEはその半分程度の価格帯なので、単純にどちらが上かを比較するのは違うと思っています。
それでも現在CIMABUEには満足しています。
日本の職人仕事を感じられる本格的な革鞄という点では共通しています。
FUJITAKAの方が価格帯は上ですが、ブランド名よりも価格を抑えて本格的な革鞄を使いたい人にとっては、CIMABUEはかなり選びやすいと思います。
≫ CIMABUE グレンⅡを実際に使ったレビューを見る
また、よりシンプルで価格を抑えたいならHushTugも候補になります。
≫ HushTugの革製品を実際に使ったまとめを見る
FUJITAKAはどんな人に向いているか
約10年間使った経験から考えると、FUJITAKAは、
- 5年、10年と長く使いたい人
- 日本製や職人仕事を重視する人
- 営業など仕事で高級感が必要な人
- 流行よりも定番を選びたい人
に向いていると思います。
購入価格だけを見れば安くありません。
現在は当時より価格も上がっているため、10万円を超えてくると自分でも購入のハードルは高く感じます。
一方で、自分は当時約8万円で購入し、平日の仕事でほぼ毎日、約10年間使用しました。
その経験を考えると、購入したことに後悔はありません。
今後また仕事用バッグを探すときも、FUJITAKAは候補に入ります。
まとめ|約8万円でも、10年使えれば納得できた
FUJITAKA オーブは、約10年間使った仕事用ブリーフケースです。
ネイビーの色と革の質感に惹かれて購入し、平日はほぼ毎日使用しました。
約10年後の現在は、
- 持ち手にひび割れ
- 四隅に擦れ
- 本体はかなり柔らかくなった
- 空の状態では潰れる
といった劣化があります。
一方で、
- 修理歴なし
- 底はしっかりしている
- ファスナーに問題なし
- 金具もきれい
- 内装も使用可能
という状態です。
10年使っても飽きず、修理せずここまで使えた。
当時約8万円という価格は決して安くありませんでしたが、結果としては十分に納得できる買い物でした。
革製品は、長く使えばすべて美しい経年変化になるわけではありません。
それでも、毎日の仕事で約10年間使えたという事実は、このバッグの耐久性を判断するうえで一番分かりやすい答えだと思います。

